仕事を辞めたいから今の彼氏と結婚したい!の思わぬ落とし穴とは

当サイトのリンクには広告が含まれています。

「仕事を辞めたいから結婚したい」
「結婚して仕事を辞める女性はどれくらい居るの?」
「結婚を理由に退職するのは甘えなのかな?」
などと、結婚を理由に仕事を辞めたいと思っていませんか?
仕事が楽しくなかったり、きつかったりすると辞める理由を見つけたくなりますよね。

しかし、仕事を辞めたいからといって結婚するのはリスクがあります。
そこで今回は、結婚して仕事を辞めようと考えている方に以下の内容を執筆しました。

  • 結婚を理由に退職したときのデメリット5選
  • 女性はなぜ結婚したら仕事を辞めるのか
  • 結婚して仕事を辞める女性の割合について
  • 仕事を辞めたいなら普通に辞めればいい理由
  • 結婚した後も続けられる仕事を見つける方法

最後まで読めば、彼氏に嫌な思いをさせず、仕事からも解放される方法が分かりますよ。

今回伝えたいこと

①「仕事を辞めたいから結婚したい」は禁句
②結婚後、専業主婦になるといざ働こうとしたときに働けなくなる

読んでね
タップで読みたいところへ

仕事を辞めたいから結婚するのは多くのリスクがある

仕事を辞めたいからといって、結婚に飛びつくと多くのリスクがあります。
結婚に飛びついて退職したときのデメリットや、実際にどれほどの女性が結婚を理由に退職しているのかを紹介しますので、参考にしてみてください。

結婚を理由に退職したときのデメリット5選

まだ働けるのに結婚を理由に退職すると思わぬデメリットが出てきます。
「仕事を辞めたいから結婚する!」は本当に良い判断なのか、改めて考えてみましょう。

1|彼氏は結婚に値する人か?の判断が鈍る

「今の会社を辞めたい!だから結婚して退職したい!」には2つの気持ちが含まれています。

1つ目は「会社を辞めたい」というあなたの本心です。
会社を辞めたい理由は人それぞれですが、とにかく会社を辞めたい!仕事をしたくない!と考えていると、自然と人は辞める理由探しをしてしまいます。

2つ目の気持ちは「結婚したい」というものです。
結婚したいのは、ウソではないのでしょうが、あなが仕事を辞めたいからと理由付けしたものになります。
そのため結婚は仕事を辞める動機になってしまい、パートナー選びを簡単にしてしまう危険があるのです。

「結婚に値する人か」の判断が鈍ったまま結婚してしまうと将来どうなるか想像つきますよね。
仕事は仕事、結婚は結婚で判断して後悔しないようにしましょう。

2|金銭的に厳しくなる

仕事を辞めるともちろん収入が入らないため今までの生活水準を保つのは厳しくなります。
結婚したとしても専業主婦になれるのは、お相手が高給取りだった場合のみ。
現実はそう甘くはありません。

金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和3年調査結果」では、単身者の貯蓄中央値は100万円。

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和3年調査結果」によると、単身者に対して二人以上世帯は500万円の中央値となっています。

私の実体験からも、貯蓄スピードを格段に上げるには2人で働くしかないと感じています。
実際に私の独身時代の貯蓄金額は年80万円ほどでしたが、同棲を始めると年200万円貯められました。
余裕を持った生活をしたかったら、共働きは必須です。

3|社会復帰が難しい

「結婚した女性 = 妊娠を計画している人」と考えられる世の中のため、女性の社会復帰は難しい現実があります。
結婚相手が転勤族であればなおさらです。

独身時代と同じ環境で働ける保障はなく、パートや派遣社員にキャリアダウンする人も少なくありません。
正社員で転職希望するなら、独身時代に次の転職先を見つけて1年以上は働きましょう。

産休(出産予定日6週間前~産後8週間の計14週間)は転職先での勤務が1年未満であっても取得可能です。
しかし、転職先が「1年未満の社員は対象外とする労使協定」を締結していると育休は取れないので転職後1年働くのが無難です。

4|出産手当金がもらえない

結婚して退職しても、結婚相手の扶養に入っていれば出産一時金の42万円はもらえます。

しかし、会社員であれば育休中にもらえていたはずの出産手当金(会社を休んでいる間にもらえる手当)は退職するともらえません

「出産後に新しい仕事をしたくても働いていないから保育園に入れない、保育園に入れないから働き先が見つからない」というのは、子育て中の女性によくある話です。

産後の生活が金銭的に不安な方は、今の会社で働き続けるか早めの転職をしましょう。

5|人とのかかわりが減る

専業主婦になると人との関りが圧倒的に減ります。
平日のお昼に出歩くと、おじいさん・おばあさんしか歩いていません。

自由な時間ができるのは良いですが、やりたいこともなく毎日ワイドナショーを見る日々はいずれ退屈になるでしょう。

もし、会社員として働きたくないと思っている方は、結婚を機に手に職付ける勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

結婚したら仕事を辞めたり辞めたがったりするのはなぜ?

女性はなぜ結婚したら仕事を辞めたり、辞めたがったりするのでしょうか。
ここでは、以下2つについて解説します。

  • 県外への引越しが必要だから
  • 仕事と家事の両立をしないといけないから

それでは順に解説していきます。

結婚相手の就業先に合わせて引越しが必要だから

遠距離恋愛の場合、結婚が決まると女性が男性のところに行くのが一般的です。
そのため仕事を辞めざるを得ない状況にあります。
今ではリモートワークの会社も多くなりましたが、対面での仕事をしていれば辞めざるを得ないでしょう。

もし「今の会社は辞めたいけれど仕事は続けたい」と思っていれば、妊娠する前に手に職付けるのをおすすめします。
女性が手に職付ければ、パートナーが転勤しても働き口があるため金銭的に困ることはありません。

仕事と家事の両方をしないといけないから

男性の長時間労働が原因で、女性の家事負担が大きくなるのは想像つきますよね。

長時間労働の問題をなくそうとする社会風潮ではありますが、実際、長時間労働が減っているとは思えません。

男性の帰宅が遅くなれば、女性は夜食の準備・片付けをしなければならず、就寝時間が遅くなります。
すると次第に女性は体力的にきつくなって、仕事辞めたいと考えます。

実は、長時間労働は働く人の問題だけではなく、家族にまで影響を与えているのです。
この現実を変えたければ業務改善をして残業時間を減らすか、転職するしかありません。

お互い激務な会社で働いている場合は、共倒れを避けるために女性が会社を辞めるのは自然の流れと言えそうです。

結婚して仕事を辞める女性の割合は?

厚生労働省の令和3年雇用動向調査結果の概要によると、結婚が理由で退職した女性は以下の通りです。

年齢パーセンテージ
25~29歳10.0%
30~34歳3.1%
参照:厚生労働省 令和3年雇用動向調査結果の概要

結婚を理由に退職する割合は、「労働条件の悪さ」に次いで2番目でした。
そして再就職した女性のうち、パートを選んだ女性は25~29歳が35.8%、30~34歳が46.5%とほぼ半数の人がキャリアダウンの選択をしています。

男性の意見|仕事を辞めたいから結婚したいと言われたときの気持ちとは

2022年10月にクラウドソーシングサイトで男性にアンケート調査をしました。
「仕事を辞めたいから結婚したい」と言われたら世の中の男性がどのように思うか、参考にしてみてください。

結婚したい理由が自分ではなく、仕事がしたくない!に重きを置かれていたら、関係悪化するかと思います。
専業主婦になられるのが嫌ではなく、前後の会話にもよりますが、目的が仕事を辞めたい!その手段が結婚する。の場合はあまり良い思いをしません。
あなたと一緒に結婚したいから仕事を辞めたいと順番が正しければ将来のことを考えて話し合いをします。

28歳 男性

そう言われたら不思議に思う。
仕事を辞めるから結婚するという理屈がわからない。

33歳 男性

自分の収入を考えると、結婚後も二馬力で仕事を続けていくことで、普通〜少し余裕のある暮らしを思い描いていたので、仕事をやめることが前提になると正直辛い。
お互いに愛し合っていて、お金なんて関係なしに幸せになれるなら良いが、少しでもお金の心配が頭の片隅にあると、できれば二馬力で働いてくれる人と結婚した方がこの先苦労が少ないかもしれないと考えてしまうかもしれません。
自分の場合は、愛情が勝っているので、仕事が嫌ならいつでもやめていいよと、言ってあげます。

36歳 男性

結婚したい理由が仕事を辞めたいからという理由だけだと、あまりに人生観が違うので、別れると思います。

42歳 男性

私は実際にこのような事を言われたことはありませんが、仮にこうした言葉を投げかけられたら先ずは相手の現在の仕事の状況を聞くかと思います。
仕事上での身体的な悩みや精神的な悩み、あるいは単に面倒くさい、つまらないetc…。「仕事を辞めたい」と言うからには必ず理由があるわけですし、さらには「結婚」そのものが仕事を辞める理由付けとして考えることに対して私の価値観(結婚観)と相違があります。

ただ、その価値観に関しましては交際を続けていく中でお互い自然と分かっていくものですし、その価値観が合わない時点で交際を終了するかと思います。

今回の内容とは異なりますが、私は大学卒業から現在まで夜間飲食の仕事に従事してますが、20代の頃にお付き合いしていた方から「結婚したいから今の仕事を辞めてほしい」と懇願されたことがあります。

私自身も当時その方との結婚に対してとても前向きであったため相当悩みましたし、実際に昼間の仕事にシフトし始めていた時期もありました。
ただ、人それぞれ考え方や向き不向きな部分もありますし結局相手の想いに応えることは出来ませんでした。
その上でその時感じたことは、やはり「仕事と結婚は分けなければならない」ということです。

「結婚」とは二人で一緒に育む共同作業ではありますが仕事とはそういうものではありませんし、先ずは自分自身の人生を歩む上での「結婚」だと思うのです。

45歳 男性

「金銭的に考えると共働きでいて欲しい」「自分と結婚したいのか、仕事を辞めたいのかハッキリさせてほしい」「人生観が違えば将来もすれ違う可能性が高いので別れる」など、厳しい意見でした。

しかし、この意見には私も同意です。
仕事は替えがききますが、結婚相手は一生一緒に過ごす相手です。
結婚は人生の最重要の選択と言ってもいいでしょう。

そのような場面で「仕事を辞めたい>結婚」となるのは非常に危険なのです。

結婚を理由に退職せず普通に退職すればいい理由

会社を辞めたければ結婚を理由にせず、普通に退職しましょう。
会社を辞めたい理由をハッキリさせれば、今後どのように働きたいか自分の軸ができます。

転職する際も会社を選ぶ基準になりますし、彼氏に「〇〇だから今の会社を辞めて転職しようと思っている」と伝えれば自分軸のある人だと思われるでしょう。

彼氏と良好な関係を続けるためにも、仕事と結婚は分けて考えてください。

結婚した後も続けられる仕事を見つける方法

今の職場が激務であれば、結婚後長く働くのは厳しくなるでしょう。
結婚後も長く続けられる仕事に就けるように、ぜひ、以下4つの働き方を参考にしてみてください。

  • 正社員で転職
  • 派遣社員にキャリアチェンジ
  • パートにキャリアチェンジ
  • スキルを身につけて複業or独立

それでは順に解説していきます。

正社員で転職

正社員で働けば産休育休は取れるし、収入は安定するのでお金では苦労しないでしょう。
また、転職するときの会社選びは以下を参考にしてみてください。

働きやすい会社の選び方
  • 年間休日125日以上
  • 土日祝休み
  • 産休育休が定着化している
  • 時短勤務している社員がいる

シフト制ではなく土日祝休みの会社を勧めている理由は、保育園が「日祝」休みだからです。
シフトが出るたびにパートナーと家事・育児の調整をし、パートナーが嫌がれば預け先を探さなければなりません。

パートナーも仕事で疲れているので休んでほしい気持ちはありますよね。
休日に家事と子育てで潰れてしまっては、お互いに疲弊してしまうので土日祝休みの会社を選びましょう。

派遣社員にキャリアチェンジ

正社員から派遣社員にキャリアチェンジすれば労働時間の管理がしやすくなります。

また派遣社員は派遣会社と雇用関係を結んでいるので、1年以上働けば産休育休を取得できるのです。
もし育休明けに働きたいと思ったら家から近い職場を紹介してもらい、子育てが落ち着いたら都市部に出てガッツリ働くこともできます。

派遣社員はライフステージに合わせた働き方ができるのが良いところです。

パートにキャリアチェンジ

時給は正社員よりも低くなりますが、勤務時間に融通が利きやすいのがメリットです。
また家から近い職場であれば通勤時間が短くなるため、時間を有効活用できます。

パートは正社員に比べると時間と責任面で楽にはなりますが、デメリットもあります。

それはキャリアアップしようと思ってもなかなかできないことです。
前述した通り、30~34歳の女性のうち46.5%がパートで再就職している現実があります。

「子どもが小学校に上がるから正社員で働こう」と思っても、パートで働いた期間はキャリアダウンと評価され、再就職が厳しくなるのです。

また、お子さんが学校に馴染めず不登校気味になれば、正社員で8時間以上家を空けるのはやはり心配でしょう。
社会からの評価や家族の都合でパートを選択している女性は多いのが分かります。

子育てにひと段落ついたらキャリアアップしたいと思っていれば、正社員の転職や派遣社員を選びましょう。

スキルを身につけて複業or独立

私が1番おすすめするのがスキルを身につけることです。
スキルというのは「技術やサービスを提供して、対価としてお金を頂けるもの」になります。
雇われではないため収入は不安定ですが、自分の努力次第で可能性が広がる楽しみがあります。

勉強しながらスキルを身につけ、パソコン1つでできる仕事は以下の通り。

  • 画像作成をするWebデザイナー
  • 文章を書くWebライター
  • 動画編集のクリエイター

意欲があればできるものはたくさんありますよ。

また、女性に人気なヨガインストラクターやピラティス講師は、自宅や近所の集会所で教室が開けるためパートナーが転勤になっても自分で稼いでいけます。
今ではオンラインでスクールを開けるサービスがあるため、全国から生徒さんを呼ぶこともできますよ。

もし「何が好きか分からない」と悩んでいる人は、何でもやることをおすすめします。
好きか分からないから好きなものを探すのです。

向いていないと思えば、すぐに辞めて他の何かを挑戦する。
この繰り返しで自分に合ったもの、好きなものが見つけられます。

私は32歳の時にブログを始めました。
そして33歳でWebライターに挑戦して今に至ります。

始めるのは早いに越したことはありません。
結婚・子育てのない時期は勉強やスキルアップに使える時間がたっぷりあるので貴重です。

結婚しても、子どもが産まれてもスキルは減りません。
将来の稼ぐ力となってくれるため、独身の頃からコツコツとインプット・アウトプットを積み重ねて行かれることをおすすめします。

「仕事を辞めたいから」で逃げると痛い目に遭う

これまでの話を2つにまとめます。

  • 「退職>結婚」の気持ちを彼には伝えてはいけない
  • 専業主婦になるといざ働こうとしたときに働けなくなる


1つめは「仕事を辞めたいから結婚したい」という気持ちを彼氏に話すと、彼は良い気持ちをしないということです。
人生観が違うと思われれば別れを言い渡される可能性もあるため、まずはあなたの気持ちを整理してください。

2つめは、専業主婦になってしまうと正社員に戻りづらくなるということです。
「稼ごう!」「キャリアアップしたい!」と後から思っても、現実は甘くありません。
この事実を知って将来について考えておけば、ライフステージが変わったとき思い違った選択はしないでしょう。

仕事と結婚は別に考えてモヤモヤをすっきりさせていきましょう。

よかったらシェアしてね!
タップで読みたいところへ